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2009年7月 3日 (金)

書面によらない贈与

 書面によらない贈与は撤回が可能です。
 なぜ、撤回が可能なのか。

 その理由は4500年も遡ります。
 アブラハムの妻であるサラが死亡しました。

 アブラハムは、遊牧民族ですので、土地を持ちません。
 そこで、土地の族長に、土地を譲って欲しいと申し入れました。

 族長は答えて言いました。「ご主人、畑地をあなたに差し上げます。亡くなられた方を葬ってください」

 アブラハムは告げて言った。「私は畑地の代価をお払いします。どうか私から受け取ってください」そして、銀400シェケルを支払い、アブラハムはサラのための墓地を手に入れました。創世記に記載のあるやり取りです。

 なぜ、400シュケルを支払ったのか。それは、無償で贈与を受けた土地は、贈与者は、何時でも取り戻すことができるというのが、その頃の慣行だったからです。

 その慣行がナポレオン法典に取り入れられ、そして日本の民法に取り入れられた。つまりは、書面によらない贈与を撤回可能とする条文は、4500年前のユダヤの慣行に遡るのです。

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