« 日本人は何時働くのか | トップページ | モーレツ社員 »

2015年5月 6日 (水)

日本人は働き過ぎ

 日本人の勤務時間は長い
 それって当然です。

 欧米流なら、
 仕事が忙しくなれば社員を追加雇用し、
 暇になってしまえば社員に辞めてもらう。
 だから社員は8時間以上働く必要がない。

 しかし、日本の解雇禁止の制度では
 仕事量と従業員の量に不一致が常に生じる。

 だから、暇なときも8時間を働き、
 忙しいときは残業で12時間も働く。
 暇になっても解雇せずに雇用を守る。

 日本人は働き過ぎという結果になるのは当然。
 ―――――――――――
 日本の雇用と労働法
 濱口桂一郎(独立行政法人労働政策研究 研究員)
 日本経済出版社

 P17

 欧米社会のように具体的な職務を特定して雇用契約を締結するのであれば、企業の中でその職務に必要な人員のみを採用することになりますし、その職務に必要な人員が減少すればその雇用契約を解除する必要が出てきます。職務が特定されている以上、その職務以外の労働をさせることはできないからです。

 ところが日本型雇用システムでは、雇用契約で職務が決まっていないのですから、ある職務に必要な人員が減少しても、別の職務で人員が足りなければ、その職務に異動させて雇用契約を維持することができます。別の職務への異動の可能性がある限り、解雇することが正当とされる可能性は低くなります。このように、長期雇用慣行はメンバーシップの維持を目的とする仕組みです。

|

« 日本人は何時働くのか | トップページ | モーレツ社員 »