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2017年9月 4日 (月)

10億円の貸倒損失の否認

 青森という辺境の地で発生した10億円の貸倒損失の否認。
 判決全文を読んでみたいと思ってダウンロードしたのですが、
 いかにも長文。
 読む気にもなれない。

 一般性のある事件なのだろうか。
 ―――――――――――
 速報税理 2017年9月1日号
 東京地裁平成29年1月19日判決

 親会社がグループ企業の財務改善計画の一環として行った子会社の事業譲渡及び解散の際に、その子会社に対する債権の全額を放棄したことが貸倒損失及び寄附金に該当するか否かの判断が争われた事件で東京地裁は、子会社側の資産状況や支払能力等々の状況を踏まえると、親会社による債権の放棄は経済的合理性の観点から特段の必要性があったとは認めがたいという事情の下では、貸倒損失及び寄附金にも該当しないと判断、棄却した。

 この事件は、親会社が企業グループの財務改善計画の一環として子会社2社に対し、事業譲渡の際の債権の全額放棄、また事業譲渡及び解散の際の債権の全額放棄をした後、放棄した債権の額10億円弱をそれぞれ貸倒損失、寄附金に該当すると判断して損金に算入して申告をしたのが発端。しかし原処分庁が、債権放棄額は寄附金に該当すると認定して申告内容を否認、法人税の更正処分をしてきたため、親会社側がその一部取消しを求めて提訴したという事案である。

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