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2018年7月 9日 (月)

遺骨の引渡請求

 遺骨の引渡請求。
 そのような事件を扱いました。

 遺言書で全ての財産を弟にと書いてある。
 さて、遺骨は、遺言による処分に従うか。

 これは祭祀を承継すべきものであって、
 遺言書には従わず、妻に請求権がある。
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 税理士のための相続をめぐる民法と税法の理解
 民法相続編の改正に伴う改訂版(編集作業中)。

 遺骨は慣習に従つて祭祀を主宰すべき者に帰属し、遺言書による遺贈の対象には含まれません(平成1年7月18日最高裁第三判決)。
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 では、祭祀を承継すべき者を、
 遺言書で指定したら、それに従うのか。
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 民法897条(祭祀に関する権利の承継)
 系譜、祭具及び墳墓の所有権は、前条の規定にかかわらず、慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし、被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは、その者が承継する。
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 しかし、
 今回の指定は遺言では無い。
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 遺骨は元死刑囚が執行前に示した意向に基づき、四女に引き渡す方針で、引き渡しまでの間は同拘置所で保管するという。
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 妻に引き渡したら偶像化される(?)。
 雑司ヶ谷の法務省の墓地に埋葬したら聖地にされてしまう。
 四女に引き渡したら、その後、訴訟が起きて裁判所は判断を強いられる。

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