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2019年5月20日 (月)

漫画、ネット、Kindle

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 小説を読む時代が、
 漫画を読む時代に入れ替わった。

 漫画では何が問題なのか。

 小説を読むときは、著者と会話をしますが、
 漫画を読むときは、漫画家との会話は登場しません。

 手塚治虫が、火の鳥に、どのようなメッセージを込めたのか。
 そんなことを考えずに、火の鳥のストーリーを読むのが漫画。

 しかし、「罪と罰」を思想を考えずに読むこと不可能です。
 著者が語りたかった思想が小説の形で表現されるのが小説。

 ストーリーを読むだけではなく、
 そのストーリーを紡ぎ出した著者と会話をするのが小説。

 その次に現れたのがネット文化、
 電車の中で漫画雑誌を読む人達が駆逐され、
 スマホを見る人達だけになってしまった。
 ゲーム6割、LINE3割、記事を読む人達2割。

 では、記事を読むことで、小説に代えられるか。
 著者の思考に入り込むなんて発想には成らない。
 ネットを検索していたら生き方が学習できるか(否)。

 そしてkindle。
 全体の分量の中の、どこで書かれた文章なのかが重要。
 つまり、著者の起承転結の中のどの箇所の説明なのか。
 kindleは読んでる箇所の全体の中の位置付けが難しい。

 小説など、元に戻り、また前に進むという読み方をする。
 それを作業として行うkindleは作業で思考が途切れる。
 マーカーが付けられるが本に付箋を貼った方が見やすい。
 kindleは一覧性に欠けてド近眼のメガネで本を読む如し。

 その頁毎に解説を読めば済んでしまうハウツー本や、
 料理本、旅行本、低レベル本、コラム本はokと思う。

 聖書のように、座って全文を読むのではなく、
 持ち歩いて気になる箇所を読むのには便利。

 要するに、百人一首のように
 1枚ずつ渡されても読める文章はKindleでok。

 Kindleを利用するのなら、
 専用機よりもiphoneのソフトの方が読みやすい。
 表示文字数が多く、横向き、縦向きの変更が可能なので、
 新聞と同じ段落の文字数で読み進めることが可能です。

 専用機を購入する意味は、
 値段以外には全く存在しない。

 漫画、ネット、Kindleと、人間の劣化は避けられない。

 物知り、雑学と、思考の深さは別の問題だと思う。

 

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