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2019年8月 3日 (土)

知識は流れる川の渦

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 今、原稿を作成中
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 命という存在を探し求めた生物学者が書いた一冊『動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか』(福岡伸一 木楽舎)。結局、命を探し当てることはできなかった。なぜなら、命はモノではなく、タンパク質(正確に言えばその構成要素であるアミノ酸)の流れこそが命だからだ。

  …… 省略 ……

 ネット以前の社会では、流れる情報は毎月、あるいは毎週に送られてくる税法雑誌であり、弁護士の場合なら判例雑誌だった。しかし、いま、ネットの社会、流れる情報は印刷した資料に限られない。私の場合なら、流れる情報は、毎月3000の発言数を維持するtaxMLというメーリングリストであり、同業者、あるいは顧問をさせて頂いている税理士事務所からの質問という形で入ってくる。

 勉強することでもなく、知識を蓄えることでもなく、ただ、流れる情報の中に身を置いて生活する。それが可能になったのがネットの社会なのだと思う。ネット以前の社会では孤独に書籍を読む人達が優秀な人達だったが、いま、身の回りに流れてくる情報量が多い人達、それを自分の身近に渦として活かせる環境を確保した人達がネット社会での知識人であり、仕事をしていること、生きていること、楽しんでいることになる。もし、今も書斎人を演じているとしたら、それは昭和の時代の知識人であることを指摘したい。

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