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2019年9月 1日 (日)

私の履歴書

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 私は、名前も知らなかった。
 著名な方なのだろう。
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 私の履歴書
 野中郁次郎
 「しつこさ」強みに研究 平凡な男、切り開いた独自の道
  …… 省略 ……
 数学が苦手で、商業高校に通っていたときに受けた簿記の試験で5点しか取れなかった人間が競争が激しい学問の世界でどう過ごしてきたのか。「なんだ、自分と同じじゃないか、これなら自分にもできるぞ」と思ってくださる読者をイメージしつつ平凡な男の人生を振り返ってみたい。(一橋大学名誉教授)
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 もし、
 全ての学問を、
 英語型と数学型に区分すれば、
 簿記は、数学型、それも色濃い数学型だと思う。

 未完の「通勤電車で学ぶ簿記」
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 課長 まず簿記の基本編から始めてみましょう。基本編では、借方と貸方の意味を理解する必要があります。各々の業界には共通言語がありますが、簿記で、借方と貸方の意味を理解せずに、左側、右側と言っていたら、何時になっても一人前にはなれません。

 さて、左側は借方で、右側は貸方です。

      借方         貸方
   ───────────┬──────────
   貸付金 7000万円 │ 借入金 7000万円
              │

 ここで、皆さんが悩んでしまうのは、借方に貸付金が入り、貸方に借入金が入ることです。これは逆ではないかと混乱するのです。

 太郎 言い方が逆ですね。借方に貸付金ですから。

 課長 なぜ、言い方が逆になるかというと、借方というのは、「借りてくれているお方」の意味だからです。

 太郎 なるほど。

 課長 貸方は『貸してくれているお方』です。簿記というのはイタリアで始まり、最初は貸金業者が始めたのです。つまり、『カネを借りてくれる方』と、『カネを貸してくれる方』の各々について、取引残高を管理するための人名勘定だったのです。

      借方         貸方
   ────────────┬──────────
   山田さん 5000万円 │
   佐藤さん 2000万円 │

 山田さんは5000万円を借りてくれていて、佐藤さんも2000万円を借りてくれています。 この二人の人名が「借方」に記帳されます。なぜなら、二人は『借りてくれているお方』だからです。

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